災害時、お薬手帳は必要?持っていない場合はどうする?

災害時、お薬手帳は必要?持っていない場合はどうする?

災害時には、普段通っている病院や薬局が利用できなくなることがあります。

そのような状況では、「どんな薬を飲んでいるか」が分かる情報が、適切な治療につながります。

そのため、お薬手帳は災害時にも非常に重要な役割を果たします。

薬局側で出来ることはその対応方法を患者さんへ伝えることです。いざという時のために対応できるようにしておきましょう。

目次

お薬手帳があると何が分かる?

お薬手帳には、

  • 現在服用している薬
  • 薬の名前・用量
  • アレルギー歴
  • 副作用歴

などが記録されています。

避難先の医療機関や薬局でも、お薬手帳があれば服用中の薬を確認しやすくなり、薬の重複や飲み間違いを防ぐことができます。

手帳がなくても諦めない

災害で手帳を紛失してしまうこともあります。

その場合は、

  • 薬の写真
  • 薬局でもらった薬剤情報提供書
  • 処方内容の写真
  • お薬手帳アプリ

なども役立ちます。

また、普段利用している薬局では薬歴が残っているため、復旧後であれば処方内容を確認できる場合があります。

スマホで写真を撮っておくのもおすすめ

最近では、お薬手帳の全ページや薬剤情報提供書をスマートフォンで撮影しておく人も増えています。

避難時に紙のお薬手帳を持ち出せなくても、

  • お薬手帳の写真
  • 薬剤情報提供書の写真
  • 薬の外箱やPTPシートの写真

があるだけでも、医療者が薬を特定しやすくなります。

普段からできる備え

災害はいつ起こるか分かりません。

日頃から、

✓ お薬手帳を持ち歩く
✓ スマートフォンに写真を保存しておく
✓ お薬手帳アプリを利用する
✓ 常用薬を1週間程度備蓄しておく

これらを意識しておくことで、万が一の際にも安心です。
災害が多い地域では普段から患者さんへ伝えておきましょう。

まとめ

災害時は、「薬そのもの」と同じくらい、「どんな薬を飲んでいるか分かる情報」が重要です。

紙のお薬手帳だけでなく、スマートフォンの写真やお薬手帳アプリも活用し、普段から備えておきましょう。

参考文献

  1. 日本薬剤師会. 災害時における医薬品供給・お薬手帳の活用に関する資料
  2. 厚生労働省. 災害時における医療提供体制・医薬品供給に関する資料
  3. 日本くすりと糖尿病学会. 災害時のインスリン自己注射に関する資料
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この記事を書いた人

Yukiのアバター Yuki 管理薬剤師

調剤薬局で15年、管理薬剤師として13年勤務。
現在は学校薬剤師として小学校・中学校にも関わりながら、薬剤師向けサイト「PharmaNote」を運営しています。

薬剤師としての現場経験と、テレビ・アニメ作編曲家としての表現の経験を活かし、やさしく親しみやすい情報発信を心がけています。

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