災害時、喘息薬はどうつかう?
喘息のある方にとって、災害時に心配なのが「吸入薬がなくなったらどうしよう」ということではないでしょうか。
地震や豪雨などの災害では、病院や薬局へすぐに行けないことがあります。
そんな時でも慌てないよう、日頃から備えておくことが大切であることを患者さんへ伝えていきましょう。
吸入薬は自己判断で中止しない
普段使用している吸入ステロイド薬(ICS)や配合吸入薬は、喘息を安定させるための「長期管理薬」です。
災害時でも、自己判断で中止せず、できる限り継続しましょう。
もし薬が手元にない場合は、避難所や医療救護所、自治体の医療スタッフへ早めに相談することが勧められています。
発作時の吸入薬は必ず持ち歩く
サルブタモールなどの発作治療薬(リリーバー)は、発作時に命を守る大切な薬です。
災害時には、
- 発作治療薬
- 長期管理薬
- 飲み薬(必要な方)
- スペーサー
- ネブライザー(使用している方はバッテリーも)
を非常持ち出し袋へ入れておくことが推奨されています。
避難所では喘息が悪化しやすい
避難所では、
- ほこり
- がれきの粉じん
- たばこの煙
- 蚊取り線香やたき火の煙
- 寒さ
- ストレス
などが発作の原因になることがあります。
できるだけマスクを着用し、粉じんや煙を避けるようにしましょう。
また、周囲へ「喘息があります」と伝えておくことも大切です。
ネブライザーが使えない場合は?

停電でネブライザーが使用できない場合もあります。
その場合は、電源不要のエアロゾールタイプの吸入薬に変更し、スペーサーを使った吸入が代替手段となります。
スペーサーが手元にない場合でも、紙コップを加工して代用する方法が紹介されています。
普段から準備しておきたいもの
災害に備えて、次のものをまとめて保管しておくと安心です。
できれば1~2週間分を目安に準備しておくことが推奨されています。
まとめ
災害時は、「発作が起きてから薬を探す」のでは遅い場合があります。
普段から長期管理薬を継続し、発作治療薬や吸入器具、お薬手帳などを非常持ち出し袋へ準備しておくことが大切です。
万が一薬がなくなった場合も、自己判断で治療を中止せず、避難所や医療スタッフへ早めに相談しましょう。


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