調剤報酬

調剤報酬

調剤報酬は毎年のように細かな変更があり、現場では「これ算定できるんだっけ?」と迷う場面も少なくありません。

このページでは、調剤報酬に関する記事をカテゴリごとに整理しています。

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調剤報酬まとめ

時間外調剤・選定療養

薬局の時間外対応に関する制度が変更されました。

これまで薬局では、夜間や休日などの開局時間外に調剤を行った場合、「時間外加算」や「休日加算」などを算定して対応していました。

しかし今回の改定により、緊急性のない時間外調剤については「選定療養」として患者さんに特別料金を求めることが可能となりました。

選定療養対象理由一覧
  • 昼間に受け取れた処方箋を夜間に持参
  • 定期薬を「今から取りに行きたい」
  • 翌日でも問題ない薬

調剤時残薬調整加算

患者さんの残薬状況を確認し、処方医へ情報提供を行った場合に算定できる加算です。

算定要件や注意点を整理しています。

  • 原則は7日分以上の調整
  • 通常30点、在宅やかかりつけは50点
  • 6日分以下でも例外あり、高額な薬等は算定対象になる
  • 情報提供と薬歴記録まで行って初めて算定できる (詳細は別ページへ)

薬学的有害事象等防止加算

薬剤師が薬学的な問題を発見し、疑義照会によって処方変更につながること確認し、処方医へ疑義紹介を行い変更になった場合に算定できる加算です。

  • 残薬調整とは別加算
  • 処方変更が必要
  • 電子処方箋・薬歴・お薬手帳を活用した一元管理が重要リスト

吸入指導加算

特定条件下で吸入指導を行った際にとれる算定です。

  • 原則6か月に1回  ※吸入薬変更時は6か月内も可
  • インフルエンザ患者も対象に追加
  • 吸入指導+医療機関への情報提供が必要
  • 医師の依頼、もしくは患者の依頼+医師の了承が必要
  • 薬歴には「指導内容」「情報提供内容」を記録する
  • レセプトには「対象となる吸入薬の調剤年月日」「吸入薬の名称」の記載
  • 施設基準や届出は不要

特定薬剤管理指導料1.2.3

特定薬剤管理指導料1イ・ロ(ハイリスク薬新規、ハイリスク用法等変更)

  • 処方箋受付1回につき1回のみ
  • イとロは同時算定不可
  • ハイリスク薬が複数あっても1回のみ
  • 指導内容を薬歴へ記載
  • 他局で指導済みの場合は算定不可

特定薬剤管理指導料2外来がん化学療法のフォローアップ

  • レジメン内容の確認 (お薬手帳、病院HP等)
  • 副作用の確認
  • 服薬状況の確認
  • 医療機関への情報提供

特定薬剤管理指導料3イ・ロ(RMP対象、選定療養品・供給不安定)

  • イとロは同時算定可能
  • 初回であれば算定可能
  • 特管1・特管2との同時算定も可能
  • RMP資材を用いた場合は対象薬剤名と指導内容を薬歴へ記載
  • 選定療養の説明は選定療養対象薬剤名を記録する、
  • 供給不安定に対して供給困難による変更時は、変更後薬剤名を記載
  • レセプトに確保できなかった薬剤名を記載する。

かかりつけ薬剤師フォローアップ加算

2026年から設定された加算です。フォローアップ時に加算がとれます。

条件があるので注意しましょう。

  • 50点・3ヶ月1回。対象患者への非対面フォローが算定の核なる
  • タイミングは前回調剤の翌日〜次回来局前日の間・受診間隔を考慮して実施
  • 事前に連絡する旨を伝える
  • 双方向性のある確認が必須。一斉メール・定型チェックのみはNG
  • 薬歴記録(日時・内容・氏名)とレセプト摘要欄(フォロー年月日・前回算定年月)が算定の証跡
  • 算定できないケースを事前チェックして取りこぼし・過誤算定を防ぐ

かかりつけ薬剤師訪問加算

2026年から設定された加算です。要件を満たし、訪問による残薬調整時に加算がとれます。

項目内容
点数230点
算定回数6月に1回に限り
対象患者服薬管理指導料1のイ・2のイ(かかりつけ薬剤師区分)を算定している患者
要件患者・家族等の求め → 患家訪問 → 服用薬の管理指導・残薬整理 → 医療機関へ情報提供

電子処方箋の薬局での取り扱い方

電子処方箋を受け取るときの注意事項

場面ポイント
受付マイナ受付なら引換番号不要。保険証なら二次元コード or 引換番号
チェック重複投薬・併用禁忌の有無は同意なしでも確認可
調剤結果登録HPKI署名で速やかに登録。リフィルは特に注意
疑義照会電話で実施→薬局側が調剤結果に反映
控え薬局で保存せず患者へ返却
障害時控えのみでの調剤は不可。紙処方箋かFAX照会で対応

分割調剤(3パターン)

地域支援・医薬品供給対応体制加算1

最後に

調剤報酬は制度改定や通知によって運用が変わることがあります。

PharmaNoteでは、現場で「少し迷った時にすぐ確認できる場所」を目指して、少しずつ内容を充実させていきます。

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