循環器

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このカテゴリについて

心臓や血管に関わる病気を扱うカテゴリです。高血圧や不整脈、心不全、狭心症・心筋梗塞などは自覚症状が乏しいまま進行することも多く、定期的な健診と検査値のチェックが重要です。

主な病態

  • 高血圧症:自覚症状がほとんどないまま血管や心臓に負担をかけ続ける「サイレントキラー」。脳卒中・心筋梗塞・腎不全のリスク因子。
  • 不整脈(心房細動など):脈の乱れ。心房細動は脳梗塞(心原性脳塞栓症)の原因になりやすい。
  • 虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞):冠動脈が狭くなる・詰まることで起こる胸痛・胸部圧迫感。動脈硬化が主な背景。
  • 心不全:心臓のポンプ機能が低下し、息切れ・むくみ・倦怠感などが出る状態。多くの心疾患の終末像。
  • 心臓弁膜症:心臓の弁の異常により血流に支障が出る病気。
  • 下肢静脈瘤・深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群):血管・血流に関わる病態。

主な検査値

検査項目基準・目標値の目安ポイント
診察室血圧130/80 mmHg未満(多くの成人で推奨)高血圧治療ガイドラインで降圧目標として広く採用されている数値。家庭血圧はさらに低め(125/75未満が目安)。
BNP18.4 pg/mL以下が基準値、35 pg/mL以上で心不全の可能性を検討心臓への負荷を反映するホルモン。数値が高いほど心不全の可能性が高まる。
NT-proBNP55 pg/mL以下が基準値、125 pg/mL以上で心不全の可能性を検討BNPと同様に心臓への負荷の指標。腎機能の影響を受けやすい。
心電図正常範囲(不整脈・ST変化の有無)不整脈や心筋梗塞の既往・虚血の評価に用いる。
LDLコレステロール高脂血症ページ参照動脈硬化を介して循環器疾患のリスクに直結する。

よく使われる薬(代表例)

  • 降圧薬:ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)、ACE阻害薬、Ca拮抗薬、利尿薬、β遮断薬
  • 抗血小板薬:アスピリン、クロピドグレルなど(狭心症・心筋梗塞後の再発予防)
  • 抗凝固薬:DOAC(直接作用型経口抗凝固薬)、ワルファリン(心房細動の脳梗塞予防)
  • 心不全治療薬:利尿薬、ARNI、SGLT2阻害薬、β遮断薬、MRA(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)
  • 抗不整脈薬:脈の乱れを整える薬
分類一般名先発品用法(/日)半減期遮断チャネル適応
高血圧狭心症腎性高血圧頻脈性不整脈
ベンゾジアゼピン系ジルチアゼムヘルベッサー1回
ジヒドロピリジン系アムロジピンアムロジピン
ノルバスク
1回36時間L
ニカルジピンベルジピン1回1~2時間L
マニジピンカルスロット1回7.3時間L
ベニジピンコニール1回1~2時間L+N+T
ニフェジピンアダラート1回(CR)
2回(L・CR/条件有)
8.1時間L
エホニジピンランデル1~2回2時間L+T
シルニジピンアテレック1回2.3時間L+N
カルブロックアゼルニジピン1回19~23時間L+T
フェニルアルキルアミン系ベラパミルワソラン3回

※ 本ページは一般的な医学情報を整理したものです。基準値は施設・測定方法により異なる場合があります。診断・治療については医療機関にご相談ください。

参考:高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019) / 全年齢で130/80mmHg未満を目標に、『高血圧管理・治療ガイドライン2025』 / 血中BNPやNT-proBNPを用いた心不全診療に関するステートメント2023年改訂版

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