高脂血症


高脂血症(脂質異常症)

血液中のコレステロールや中性脂肪が基準値から外れる状態を扱うカテゴリです。自覚症状はほとんどありませんが、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める重要な要因です。

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目次

主な病態

  • 高LDLコレステロール血症:いわゆる「悪玉コレステロール」が高い状態。動脈硬化の主要因。
  • 低HDLコレステロール血症:「善玉コレステロール」が低い状態。冠動脈疾患や脳梗塞のリスク上昇に関連。
  • 高トリグリセライド血症:中性脂肪が高い状態。肥満・飲酒・糖質過多などが関与しやすい。
  • 家族性高コレステロール血症(FH):遺伝性にLDLコレステロールが非常に高くなる病気。若年での動脈硬化性疾患リスクが高い。

主な検査値

検査項目管理目標値の目安ポイント
LDLコレステロール一次予防:120〜160 mg/dL未満(基準)
二次予防(冠動脈疾患既往など):100 mg/dL未満
高リスク二次予防(急性冠症候群・家族性高コレステロール血症・糖尿病合併など):70 mg/dL未満
「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」に基づく目標値。リスクに応じて目標が変わる。
HDLコレステロール40 mg/dL以上低いほど動脈硬化のリスクが高まる。
トリグリセライド(中性脂肪)空腹時:150 mg/dL未満
随時(非空腹時):175 mg/dL未満
食後は上昇するため、空腹時か随時かで基準が異なる。
Non-HDLコレステロールLDL目標値+30 mg/dL未満が目安LDLが正確に測れない場合の代替指標。

よく使われる薬(代表例)

  • スタチン:LDLコレステロールを下げる中心的な薬(肝臓でのコレステロール合成を抑制)
  • エゼチミブ:腸からのコレステロール吸収を抑える
  • PCSK9阻害薬:注射薬。スタチンで効果不十分な場合などに使用
  • フィブラート系薬:主に中性脂肪を下げる
  • EPA製剤(イコサペント酸エチル):中性脂肪を下げ、抗炎症作用も期待される

※ 本ページは一般的な医学情報を整理したものです。基準値は施設・測定方法・個々のリスクにより異なる場合があります。診断・治療については医療機関にご相談ください。

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